施工事例
クラッチコイルの巻替スリップリング交換完成後

普通ブレーキのソレノイドコイルなどはコイル自体は固定されていて動きませんが、このタイプのクラッチコイルはコイルが回転します。側面にスリップリングが1枚付いており、スリップリングからコイルを通った電流はアースに落とします。自動車の電装品のような配線ですね。


受け入れ時のリングの摩耗激しいです

受け入れ時のリングの摩耗激しいです

耐熱エポキシ処理後

耐熱エポキシ処理後

受け入れ時にかなり摩耗していたスリップリングはリングを製作して交換します。コイルもダメになっているので巻替後エポキシ樹脂処理。リングは絶縁されている必要があるので、はんだ上げした後に耐熱エポキシ樹脂でポッティングして仕上としました。スリーボンドの2088を120℃で熱固着させているので160℃程度の耐熱温度があるはずです。リングは摩擦熱があり、小さく、樹脂量も少なくて済むのでスリーボンドの2088を使用しております。


区分 モーター