施工事例
VSコイル巻替

恐らく安川のVSモーターに使う、変速用コイルだと思います。



これのみ預かっての巻替ですので、詳細は判りません。



元はφ1.0のアルミ線という変わったコイルでした。アルミ線は入手出来ませんので、AIWの銅線に変更します。そういう場合は抵抗値を揃えなくてはいけませんので、銅線の方が細くなります。



銅線は断面積が1平方ミリで長さが1mの時の抵抗値は0.017241Ωです。



耐熱アルミ導線の場合は上記条件で0.029726Ωですのでかなり異なります。それでは同じ線径で巻いた時に直流抵抗値が揃いませんので、銅線を細くして、アルミのφ1.0と近い抵抗値のφ0.8にします。



そうする事で、直流抵抗値と流れる電流値と巻数を揃えて、同じ磁力がでるように巻替を行います。



ただし電流密度は変わってきます。


区分 コイル